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2025.10.31
【婚活コラム No.10】川辺の風景婚活論
川は止まらない。
~「今のままでもいい」と思う気持ちと、「それでも進みたい」と思う心のあいだで~
 
川辺からの景色…、橋の上から眺める景色…、私は川を見るのが好き。
静かな川面、奥に広がる山々、そしてその上に流れる空の表情。
ゆったりとした時間の中に、人生や出会いの“流れ”を感じさせるような風景。
今回は、この「川の風景」と婚活を重ね合わせてみようと思います。
◆ 流れの速さは、人それぞれ
川を眺めていると、不思議と心が落ち着きます。
ゆっくり流れる場所もあれば、早瀬のように勢いづくところもある。
同じ川なのに、その“速度”は一様ではありません。
婚活も、まさにそれと同じ。
「もう結婚してもおかしくない年齢なのに」と焦る人もいれば、
「今はまだ自分のペースで」と感じる人もいる。
どちらが正しいわけでもなく、どちらも“その人の流れ”なんですよね。
止まっているように見えても、
川の底ではちゃんと水が動いている。
見えないところで、少しずつ流れが前へ進んでいる。
婚活も同じで、「なかなか出会いがない」と感じているときも、
実は次の出会いの流れが、静かに動き出しているのかもしれません。
◆ 濁った日もあれば、澄んだ日もある
川は、いつも透き通っているわけではありません。
大雨のあとには濁り、やがてまた澄んでいく。
その繰り返しの中で、少しずつ底の石が丸くなり、
形を変えながら、美しい流れを作っていきます。
婚活もまた、そんな時間の積み重ねです。
思うように進まない日、心がくもる日。
でも、誰かの言葉や笑顔で心が晴れる日もある。
その繰り返しの中で、人は柔らかくなっていくんですね。
大切なのは、「濁った自分を責めないこと」。
水が流れていれば、いずれ澄む。
あなたの“今”の揺らぎも、ちゃんと未来に向かっているのです。
◆ 交わる流れの先に
川は支流を集め、やがて大きな流れになっていきます。
別々の道を歩んできた水が出会い、ひとつになる瞬間。
それは、まるでふたりの人生が重なっていくようなものです。
出会いもまた、「たまたま同じタイミングで同じ流れに乗った」奇跡。
だからこそ、“出会えた”ということ自体が特別なんです。
完璧じゃなくていい。
勢いよくぶつかってもいい。
その流れの中で、少しずつ歩幅を合わせていけばいいのです。
◆ 婚活ワンポイントアドバイス:
「流れを止めず、焦らず、濁りを恐れない」
婚活の中では、うまくいかない時期も必ずあります。
でも、立ち止まらず、焦らず、自分の流れを信じてください。
川の水が少しずつ道を作るように、
あなたの出会いも、静かに形を変えながら未来へと続いていきます。
「焦らずに流れに乗ること」
それが、きっとあなたらしい幸せの見つけ方です。



