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2025.09.17
【婚活コラム No.7】カラオケ婚活論
あの頃のラブソングを、今に届けたい。
~青春時代に聴いたJ-POPの歌詞と、現代の出会いをつなぐ優しい視点~
高校生の頃、ラジカセから流れてきたのは、
尾崎豊、REBECCA、ZIGGY、プリンセス プリンセス、TM NETWORK。
誰の曲だったか思い出せないものもあるけれど、
歌詞のひとつひとつが、どこか「恋」を教えてくれていた気がする。
歌詞の中で語られる恋は、ドラマチックで、情熱的で、どこか切なかった。
片想いのもどかしさ、すれ違い、再会、そして「君に会えてよかった」――
そんな言葉に、思わず胸が熱くなった。
まだ何も知らなかった“恋の入り口”に、ラブソングがあった。
◆大人になって、恋のかたちが変わっても
時は流れ、私たちは大人になった。
仕事を覚え、家庭を考え、責任という言葉と向き合うようになった。
そして、恋もまた変わった。
昔のような勢いで走り出すことは難しくなったし、
自分の気持ちにも、相手の気持ちにも慎重になる。
でも、ふとカラオケで80年代のラブソングを歌うと、
あの頃の心が、すっと戻ってくる。
「もう一度、ちゃんと誰かを好きになってみたい」
「今なら、あの歌詞の意味が少しわかる気がする」
そんな想いが、胸の奥でひっそり再生される。
◆歌が背中を押してくれることもある
結婚相談所の仕事をしていると、
「こんな年齢でも恋していいのでしょうか?」と、真面目な顔で聞かれることがある。
私は、はっきりこう答える。
「もちろんです。むしろ、今だからこそできる恋がありますよ」と。
たとえば、あの頃のラブソング。
10代の私にはわからなかった深さや重みが、
今の私たちには、ちゃんと染みるようになっている。
恋をするって、ただときめくことじゃない。
お互いの背景も、弱さも、いとしさも、
少しずつ理解しながら向き合っていくこと。
歌の中に出てくる「あなた」と「わたし」の距離感に、
今の私たちの現実が重なる時がある。
◆ラブソングに学んだ、“想いを伝える”ということ
昔のJ-POPって、想いをストレートに言葉にしていた。
「好きだ」「会いたい」「そばにいてほしい」――
そのまっすぐさに、どれだけ励まされただろう。
今、婚活の現場では「うまく気持ちを伝えられない」人が多い。
でも、恋愛はやっぱり、想いを言葉にしないと始まらない。
うまく言えなくてもいい。
照れくさくても、ベタでもいい。
「また会いたいですね」の一言が、
“未来のラブソングのはじまり”になるかもしれない。
◆だから、私は歌い続ける
私は、今でもカラオケが好きだ。
80年代・90年代の曲を、つい熱唱してしまう。
だけどそれは、ただの懐メロではない。
「恋って、やっぱりいいものだ」と、誰かに伝えたいから。
誰かと出会い、想い合い、名前を呼び合うような関係を、
“この先”でまた始めてほしいから。
だから私は今日も、婚活の現場で、
そしてマイクの前で、あの頃のラブソングを歌い続けている。
それが、私にできるささやかな応援歌。