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2025.12.30
【婚活コラム No.13】肉まん 婚活論
あたため方で味が変わる
~ 恋も蒸気で、じんわり育てるもの ~

コンビニのレジ横に、蒸気に包まれた肉まんのケースが見えると、なぜかほっとする。
あの、ふわっとした白いフォルム。
何かを包み込むような優しさ。
そして、手に取ったときにじんわりと伝わる温もり。
ふと思う。
恋愛も、あんな風に“蒸しあげる”ように育てていけたら… きっといい。
◆ 恋は“レンジ加熱”ではうまくいかない
婚活では、スピードが求められることがある。
アプリで出会い、数回のデートで将来を見極めて、判断を迫られる。
でも、肉まんを電子レンジでチンしたことがある人なら分かるはずだ。
急いで加熱すると、外は熱いのに中は冷たい。
あるいは、逆に中身が爆発してしまうこともある。
恋も同じだ。
早く進めたい気持ちが先行すると、心の準備が追いつかない。
焦って気持ちを伝えても、相手はまだ“温まりきっていない”のだ。
◆ 肉まんの恋は、じんわり蒸していく
本当においしい肉まんは、時間をかけて蒸されたものだ。
ふわふわで、均一にあたたかく、手で持った瞬間からもう美味しい予感がする。
婚活でも、本音や信頼は「少しずつ温まる関係」から生まれる。
最初は当たり障りのない会話でもいい。
そこに、少しだけ自分のことを足してみる。
相手がそれに応えてくれたら、また一歩近づく。
それを繰り返していくと、気づいたら“心の温度”がちょうどよくなっている。
◆ 肉まんは中身で勝負。でも、皮も大事。
「恋は中身が大事」と言うけれど、実は肉まんの“皮”もとても重要だ。
見た目の清潔感、言葉遣い、相手への気遣い。
これらは、まさに肉まんのふわっとした生地のようなもの。
そしてその奥に、ジューシーな肉あんのような“個性”と“価値観”がある。
どちらかだけではダメなのだ。
外側の印象が優しくても、中身に誠実さがなければ失望される。
逆に、いい中身があっても、近づきにくい雰囲気では伝わらない。
恋は “皮と中身の調和” があってこそ美味しくなる。
◆ 恋は冷めやすい。だから温度を保とう。

肉まんは、冷めると固くなってしまう。
だからこそ、ほんの少しずつでも、関心ややさしさをかけ続けることが大切だ。
- 「今日はお疲れさま」のひとこと
- 相手の好きなことに興味をもつ姿勢
- 自分のことも少しずつ開いていく勇気
そういった小さなあたため直しが、恋の温度を保ち続ける秘訣になる。
婚活の現場では、「あの人とは温度差があった」と感じて終わってしまうことも多い。
でも本当は “あたため方” が違っていただけなのかもしれない。
恋愛も人間関係も、スピードより蒸気。
あなたの優しさと想いが、じんわり伝わる人に出会えることを、私は願っている。
そしてその恋が、ふわふわで、あたたかくて、
噛むたびに「しあわせだな」と思えるような、そんな関係になりますように…。



